杉とヒノキ

家を建てるのに使われている木って、なにかわかりますか?
ズバリ! 構造材のほとんどが杉とヒノキです!
海外から輸入されてくる木もありますが、今回は日本に自生する木について簡単にお話します。
まず、よく使われている杉です。
杉は日本全国に広く分布しています。
ただ、天然の材は少なく、ほとんどが人工造林から産出されています。
杉は柔らかく、粘り強さを持っています。だから、構造材に使われるのですね。
粘りがないと力がかかった時に折れてしまいます。ただただ硬いのがいいわけではないのです。
人間も粘りと柔軟性が必要ですねー(*^_^*)
お次はヒノキです。建築材料として利用されているヒノキはほとんどが江戸末期から、戦後にかけて植林されてきた人工林の物です。
天然林は、江戸時代中期に幕府直轄の山で管理されてきました。今は国有林となっています。現在ヒノキの国有林は木曽のみです。
その他の地域から出るヒノキはすべて人工造林されたものとなります。
ヒノキは杉と比べて水分が少なく乾燥しやすい傾向があります。油分が多いため耐湿耐水性に優れているので構造材としては最適ですね。
カンナなどで磨けば独特の光沢を放ち、法隆寺建立の時代から「木材の王様」の地位を確立しています。
そんな杉とヒノキですが、製材されたものを見分けるのはかなり難しいそうです。
ちょっとした色の違い(節の色が赤っぽいのがヒノキ、黒っぽいのが杉)や、香りで判断できるそうです…。
素人ではちょっと難しいですね…。
今回のこの木なんの木は杉とヒノキのお話でした♪