木にも旬があるの???

旬の食べ物、おいしいですよねー。旬って食べ物でいうと、新鮮で、おいしく食べられて、しかもたくさん出回るから価格も下がって…。そういうイメージですが、木材に関して”旬”という言葉を聞いてもいまいちピンとこないですねー。

今日は”切り旬”という言葉のお話をします。木を伐採するのに適正な時期のことです。そんな時期があるということを考えたことがなかったので、とても驚きました。
春から夏にかけて、木の葉は青々と茂り、水分も養分もたくさん吸い上げ、蓄えます。この時期に伐採するとカビが発生したり、木の持っている腐朽菌という菌が増殖して腐りやすくなったりします。涼しくなってくる10月ごろから木々は休眠に入ります。寒い冬の凍結に備えて水分を下ろしていくのです。その時期に伐採した木材は耐久性、割れ、狂い、色つや、香り…様々な部分で優れているのです。私たちの家を支える木材は、寒い時期に山の中に入って伐採してくださっている人たちの力で生まれてきているのですねー。林業を支える皆さんに感謝です♪