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構造計算のお話~その3~

構造を考える中で重要な物を2つ今までお話してきました。今度は地盤、基礎についてお話します。
現在の家の基礎はコンクリートで固められています。とても丈夫そうに見えますね。でもきちんと計算しなければならないのです。しっかりとした基礎を作っても、その下の地盤が柔らかければ、基礎も曲がったり傾いたりしてしまうのです。ですから、家を建てる前には必ず”地盤調査”ということを行います。地盤調査の方法もいろいろありますが、今回は割愛します。もちろん調査はその土地の中で何か所か行います。1か所ではわからないことがたくさんありますから。
地盤調査によって補強が必要な場合は地盤を補強して基礎を設計します。基礎にも布基礎とべた基礎がありますが、現在は基本的にべた基礎です(木造建築では)。べた基礎にすると、床下の防湿も兼ねられ、基礎にかかる家の荷重も全体に分散されるので現在採用されているというわけです。