合板の秘密

先日、構造用合板の☆についてのお話をしました。
今回は合板についてのお話をしようと思います。構造用合板とは、かつらむきした木材を繊維方向が交互に直行するように接着剤で貼り合わせた材料です。
繊維方向が直交しているので木材の繊維方向に割れやすいという性質をカバーしています。向きを変えて貼り付けているので伸縮も少なく、寸法安定性に優れているという点があります。
よくよく見てみると、合板は必ず奇数枚が貼り合わさっています。上面と下面が同じ方向なので見た目にもいいですね。
それだけではなく、製造面からも理由がありました♪合板を作る際は間に挟む板の両面に接着剤をつけて上下から板を挟みます。つまり、偶数枚目の板の両面に接着剤をつければ合板ができるということですね。片面だけに接着剤を塗布するという機械を導入する必要がなくなりますし、一つのラインでできますので効率がとてもいいということです。
ちょっと余談になりましたが、いろいろな合板を見てくださいね。間に挟まっている板が分厚い物や薄いもの、表面だけ色が違うものなど、たくさんあります。いろいろなところに使われていて、何気なく見ているだけの合板ですが、興味を持ってみてもらうとまた何か面白い発見があるかもしれませんよ♪