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将来のために・・・トイレのリフォーム

以前トイレのお話はたくさんさせていただきましたが、今回は昨日お話した特定寝室という観点からのお話をさせていただこうかと思います。
高齢者が生活するための空間を作るとき、重要なものの一つにトイレをどうするかというものがあります。最近よく行われているのが、特定寝室の押し入れをトイレにリフォームするというものです。寝室とトイレが隣接しているためとても安心です。
押し入れをトイレにリフォームする際のポイントは
- 段差の解消と、手すりなどを設置するところの下地の補強
- 手洗いなどの動線を考えたレイアウト
- 動作、介助等のしやすい大きな開口部などのスペース確保
以上があります。今日はまず1、について考えましょう。
段差の解消とありますが、ドアのレール一つでもちょっとした障害になってしまうことが多々あります。ですから、ドアは上吊式の引き戸をお勧めします。開口部を大きくできるものもありますので、ぜひそちらをお勧めします。そして、手すりはL型の物がおすすめです。トイレでは立ち座りだけではなく、自分で座る位置を調整したり、体位を安定させたりするために横向きの手すりもあると助かります。立ち上がるための縦型と組み合わせて配置してくださいね。
老々介護の話を毎日どこかで耳にするような時代になってきました。いざという時のために、リフォームをされる方はちょっとついでに将来のことも見据えたリフォームをしてみてください。
次回は2,3のことについて一緒に考えてみようと思います。